福祉、という仕事についてよく考えるんです。
僕らの役割って何なんだろう、って。
ひとくちに福祉、って言ってももちろんジャンルは色々あって細かく切り分けたらキリがないんですが、
「詰まるところ」まで煮詰めた時、僕達が果たさないといけないものって何なのか。
目の前の利用者に向き合う時、何を思いながら向き合ってますか?
福祉という仕事を志した時に思い描いていたものは何でしたか?
青臭いかも知れませんが、振り返ってみると、僕は
「彼らが夢や希望を諦めないで胸を張って生きれるように」
という願いをもって向き合っていて、そんな人生を送るために支援をしていました。
そして福祉に従事している人も夢や希望に溢れている、そんな仕事をしている人達が沢山いる世界を思い描いていました。
でも正直、その願いや理想を形にするにはどうやらいっぱい制約があるみたいで、
もしかしたら僕と同じようにいろんな思いを抱えているけど、叶えたいのに声を上げられない環境に居たり、1人じゃ不安で踏み出せられなかったり、どうやってその思いをカタチにしたらいいか分からないまんま日々に追われ、気がついたらそんな想いを忘れたり、諦めてしまった人もいるのかも知れない。
現実という壁に、理想は所詮「理想のまま」なんだ、って折り合いをつけてしまった人も
いるかも知れない。
でも、僕たちがそれを諦めたら、どんな顔して僕たちは利用者に向き合うんだろう?
僕たちはいきいきとした顔で、彼らに向き合えるんだろうか?
福祉に携わる人ともっと夢を見て、それを叶えたい
福祉に携わる人が、福祉にがっかりする事をしたくない
そして、福祉を必要とする人にもっと「温度」のある支えを届けたい
福祉が「特別」なものじゃなく、もっと当たり前に自然に在る世の中がいい
今から何ができるだろう・・・
きっともっとやり方ががあるはず
きっと福祉にはもっと大きな可能性があるはず
制度にただ従うんじゃなく、今のルールにただ従うんじゃなく
新しい何かを『生み出す』事ができるんじゃないだろうか
1人じゃできなくても、1人じゃ不安でも
そんな想いが集まったら、新しい福祉を探しに行けるんじゃないか
だからそんな人の『待ち合わせ場所』をまず作らないといけないと思いました。
青臭い夢や希望を語り合って、それを諦めずに追いかけて、新しい福祉を生み出せる、そんな思いのかたまりみたいなコミュニティを。
新しい福祉を生み出す場所 だからあえて名前を『余白(margin)』にしました。
「ふくし会社 margin」
新しい福祉に向かうチームです。
directed by Masakazu Sato